2023年1月28日土曜日

 地球でのんびり暮らしていると、いきなりPCの画面に赤い猿が現れてアバタールに話しかけられます。

ガーディアンという名で、ブリタニアの支配を狙っているらしい。

庭に赤いゲート出現。

赤いゲートなんてやばいって、と思うんですが、アバタールの正義心が勝ち、飛び込んでしまいます。

でも副題は、ブラックゲート。どういうことだ?


ブリタニアでは、殺人事件が発生しています。その混乱の中、赤いゲートが開き、我らがアバタール殿トンヌラが登場します。

殺人事件のことを話している一人は、イオロでした。
イオロ「私達が最後に出会ってから、ブリタニア暦で200年もの月日が経っているのを知っていますか?それなのに、なぜ、あなたは全く年老いていないのですか?!」
ブリタニアと地球の時の流れが違うのはいいのですが、イオロって何歳?
イオロ「私は少しばかり年を取ってしまいました。」
そして、この町は、トリンシックであることを知ります。


と、急に地震が起きます。慌てふためく住人。
イオロ「ロード・ブリティッシュならこの地震の原因をおそらく知っているだろう」

地震でヨロヨロとこちらに来た人がいます。トリンシック市長のフィネガンです。
フィネガン市長に訝しんで見られますが、イオロがTon-Nuraがアバタールであることを説明します。そして誤解が解けます。
フィネガン「ようこそ、アバタール」

フィネガン市長から殺人犯を突き止めることを依頼されます。
フィネガン「お願いできますか?」
Ton-Nura「はい」

第一発見者であるペトレの聞き込み調査によると

被害者: クリストファー(人間)とイナモ(ガーゴイル)
第一発見者: イオロの友人ペトレ
時刻: 今日の早朝
現場: 馬小屋

馬小屋の殺人現場に行くと、、、、これは酷い。派手にやられています。





2022年11月28日月曜日

ウルティマVII(2)

 日本語化ウルティマVIIをMacで動かすためのメモ第2回目です。

今回は、「Wineskin上でWindows版Exultを動かす」方法を試してみます。

WineskinはMac上でWindowsアプリを動かすための無料ソフトです。しかし100%動作する保証はされておらず、まぁ動けば得したぐらいの気持ちで試すことが健康的だと思います。

1. Wineskinのインストール

Wineskinのインストールはこのページが参考になります。このページに従って補足説明していきます。

https://www.storange.jp/2021/11/how-to-use-wineskin.html

中程のCreate Wrapperのところで、Exult.appとかUltima7.appとか名前をつけるとよいでしょう。

それがアプリ名として使用されます。ここではExult.appと命名したとして説明します。

LaunchPadにExult.appが登録されているので、起動します。

アプリの実態は、~/Applications/Wineskin/Exult.appにあります。

Install Softwareをクリック。続いて、Choose Setup Executableをクリック。

ここでexultのインストーラーを選択します。


2. Exultをインストール

https://ameblo.jp/blizcavalier/entry-12700842148.html

を参照して、Windows版のExultのインストーラをダウンロードします。

Wineskinで、そのインストーラーを選択。

これでインストール完了です。

インストールの途中で、BlackGateとSerpentIsleがインストールされたフォルダを聞かれますが、後でコンフィグファイルを編集しますので、デフォルトのままで結構です。


3. Exultを日本語化

https://ameblo.jp/blizcavalier/entry-12700842148.html

の通りに日本語化します。


4. ゲーム本体をコピー

Finderで~/Applications/Wineskinを開きます。

そのフォルダ内のExult.appを右クリックして「パッケージの内容を表示」をクリック。

すると、Windowsのようなファイル構成が並んでいます。

ここの適当な場所に、ゲーム本体を丸ごとコピーします。

例えば、/drive_c/Program Files (x86)/blackgateに、Ultima7のファイルを丸ごとコピー、のようにです。

同様に、/drive_c/Program Files (x86)/serpentisleに、SerpentIsleを丸ごとコピーします。


5. ゲーム本体を日本語化

https://ameblo.jp/blizcavalier/entry-12700842148.html

の通りに日本語化します。


6. exult.cfgを編集

このままだと、Exultがゲーム本体はどこにあるか知りませんので、exult.cfgを編集する必要があります。
exult.cfgファイルは、
/drive_c/users/[ユーザー名]/AppData/Local/Exult/
にあります。
適当なエディターで、blackgateとserpentisleの<path></path>の部分をゲーム本体を保存したフォルダ名に書き換えます。

<config>
 <disk>
  <game>
   <blackgate>
    <path>
    C:\Program Files (x86)\blackgate
    </path>
    <keys>
    (default)
    </keys>
   </blackgate>
   <serpentisle>
    <path>
    C:\Program Files (x86)\serpentisle
    </path>
    <keys>
    (default)
    </keys>
   </serpentisle>
  </game>

7. 検証

Exult.appを起動すると無事日本語化したウルティマVIIを遊べます。
ただし、最後までプレイできることを保証するものではないです。


2022年11月26日土曜日

ウルティマVII(1)

日本語化ウルティマVIIをMacで動かすためのメモです。

ウルティマVIIの日本語翻訳をほんの少しだけ手伝ったことがあります。その膨大な文章量に圧倒され、自分はちょっとの参加で退場してしまいましたが、完成されていました。

それも、Blackgateのみならず、Serpentisleまでも!!!!

その不屈の精神に感謝いたします。


さて、Windows上で日本語化してプレイする方法はここに詳しく書かれています。

https://ameblo.jp/blizcavalier/entry-12700842148.html

ウルティマVIIはDOSで動きます。最近のOSでDOS版ゲームを動かすにはセットアップが大変ですが、Exultというソフトを使えば、その手間がなくよろしくやってくれます。あたかもWindowsやMacのソフトかのようにウルティマVIIが動いてしまいます。その上、modも入っています。

Exult自体にはゲーム本体は含まれませんので、別途用意してください。GOGで購入できます。自分はウルティマコンプリートを所有しているので、それを使いました。


さて、Macで遊ぶには、次の2通りを考えました。

1. Mac版Exult上でプレイする

2. Wineskin上でWindows版Exultを動かす

ということで、Mac版ExultでウルティマVIIを動かす方法のメモ書きです。


まず、「1. Mac版Exult上でプレイする」を試しました。

1. Mac版Exultのインストール

https://exult.sourceforge.io/download.php
よりExult v1.8 for Macをダウンロードしてインストール。Apple Siliconも対応しています。
アンクのアイコンを右のアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップしてインストール完了です。

2. All-In-One Audio Data packsのインストール

1.と同じフォルダから、All-In-One Audio Data packs for MacOSXをダウンロードしてインストールします。これがないと正しく音楽が鳴りません。

左側のExult audio data Installer.mpkgをクリックするとインストーラーが立ち上がります。
指示通りにインストールすれば結構です。

3. BlackgateとSerpentisleのインストール

ゲーム本体をインストールします。
Exultのデフォルト設定では、次のようなフォルダ構造になっています。(ユーザー名がhogeの場合)
1. Blackgateゲーム本体を置く場所: /Library/Application Support/Exult/blackgate
2. Serpentisleゲーム本体を置く場所: /Library/Application Support/Exult/serpentisle
3. セーブデータが保存される場所: /Users/hoge/Library/Application Support
4. コンフィグファイルの場所: /Users/hoge/Library/Preferences/exult.cfg

Blackgateゲーム本体の/Ultima_7の中にあるファイルとフォルダ全てを上記1.のフォルダにコピーします。
Serpentisleも同様です。/Serpent内の全ファイルを2.のフォルダにコピーします。
他のフォルダを使用したい場合は、4.のexult.cfgを編集することになります。詳しくはExultのHPに説明があります。

この時点で、Exultを起動させると、ウルティマVII英語版が起動します。

4. 日本語化

日本語化にはExultの日本語化、ゲーム本体の日本語化の2種類があります。
ここでExultの日本語化で問題発生。下記サイトで公開されているExult日本語化ファイルはWindows版のみであり、Mac版のものがありません。(当たり前ですが)
オープンソースですので、Mac用に自分でビルドすればいいのですが、今回はやりませんでした。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~crazyunit/ultima/u7j/download.html

ゲーム本体の日本語化は、下記サイトからダウンロードします。
https://ux.getuploader.com/JPTRANS/
Blackgate, SerpentisleそれぞれのSTATICフォルダを上書きすれば日本語化できます。

5. 検証

Exultの日本語化以外の作業は完了しました。
動作確認をしてみます。
結果は、オープニングムービーは日本語できています。
名前入力ができませんでした。

プレイ中の日本語が文字化けします。



ということで、失敗に終わりました。
やはりExultを日本語化しないといけないようです。
しかし、それは自分でビルドしないといけないということですので、難易度が非常に上がります。
ということで、次は「Wineskin上でWindows版Exultを動かす」を試してみます。

2014年8月25日月曜日

ウルティマVIII(41)

ウルティマVIIIに手を出したのが1996年だったと思います。DOS/V英語版でネクロマンサーの儀式直前まで進んで止めてしまいました。そして2014年にやっとペガンから脱出成功。18年間かかりました。
ウルティマIV以降、単純な勧善懲悪ではなく、様々な倫理感を試されるのがこのシリーズの特長です。ウルティマVIIIもそうです。
ペガンはアバタールという称号は全く通用しません。価値観もそこには見出されません。ガーディアンが作った4人の巨人が秩序を統治している世界です。ストーリーの最初こそは悪徳政治、恐怖政治を正します。世を正してペガンに徳の世界を作り出すことが目的のようにも感じます。その目的を達成することが長期的に見てアバタールのすることかもしれません。しかしそれが(ゲームをクリアするための)目的ではないことは明らかです。ペガンから脱出することが目的です。
目的を果たすためには行動しなければなりません。特に早急に目的を果たすには過激な行動を求められます。その行動は善か悪かは判断できません。その行動が社会や自然に与える影響はわかりません。しかしその行動はゲーム世界の範囲において、あるいはゲームをクリアする目的において、十分な指示が与えられます。そして4人の巨人を倒すことが目的達成のために必要な筋道として提示されます。
結果としてペガンの秩序は崩壊します。アバタールの正義はペガンでは悪でした。目的を達するためには他の方法があったかもしれません。しかしその方法は許してもらえません。
ガーディアンはアバタールが脱出することができるとわかっていたと考えるべきです。ガーディアンはアバタールにペガン脱出を体験させるためにペガンに落としたと考えるべきです。決してペガンに閉じ込めようとしたわけではない。もし閉じ込めることが目的ならペガンの秩序に任せずに、ガーディアンはいくらでも手出しができたはずです。
アバタールにとって苦い体験をもって、IXへと続きます。

アクションを重視したためか、消化不良なシナリオであることは残念です。もっと深い描写ができたはずなのに。せっかくグラフィックが向上したから。でもそれが中途半端なアクションにしか活用できていないことが非常に残念です。むつかしさをアクションに求めるのではなく、ストーリーに求めてほしかった。せっかく苦労して徳の世界を作り出すためのきっかけを作ったのに、アバタールのちょっとした行動により水の泡になり崩壊していく。そのギャップがVIIIのポイントだと思うんですけど。時代の波に飲まれたのでしょうかね。

ウルティマVIII(40)

全ての巨人を倒し、4つの破片が手元にあります。ペガンがどのような世界であれ、社会の秩序を形成していたのは4人の巨人です。それが今や完全に崩壊しました。社会だけではなく自然も崩壊しました。(しているはずです)
エーテル空間の中央部にあるペンタクルの頂点に、4つの破片を置きます。4方角にいる4人の巨人を倒しました。それぞれの方角から得た破片をペンタクルの頂点に置きます。
もう一つ頂点があります。そこにはオベリスクの先端を置きます。ただ置くだけではなく、自分に対して使えば青く光り始めます。
5つの破片を置けば、ブラックゲートに変わります。そこに入れば、念願のペガンから脱出することができます。
エンディング。脱出する。ガーディアンが笑う。ショートムービーが始まります。

2014年8月7日木曜日

ウルティマVIII(39)

残り2つです。溶岩地帯を越え、山登りをするとリソスがいます。リソスはよくしてくれました。でもそのリソスをも倒さなければペガンから脱出できません。
リソス「人間め、この私を裏切ったな!覚悟するがよい!」
いくら何を言っても、巨人の倒し方は知っています。知の心臓を使えば、
リソス「なんということだ!私が負けるとは!これまで人間になど負けたことはなかった。覚えとけ。いつかかならず、お前をぶちのめしてやるからな!」
そしてエーテル空間のスタート地点にワープします。
最後はストラトスです。岩場のジャンプアクションを越えるとストラトスがいます。
ストラトス「私を怒らせたりして、なんて悪い子でしょう!さあ、おしおきです!」
しかし風の息の前にはナシのつぶてです。
ストラトス「いったい何をしたのです?よくも私にそんなことが!私は心が張り裂けそうです!」
これで全ての巨人を倒しました。手元には青く光る破片が残りました。


2014年8月4日月曜日

ウルティマVIII(38)

全ての破片を手に入れました。いよいよエーテル空間に行き、脱出を図ります。エーテル空間に行くにはミスランから買ったエーテルの旅の魔法です。もう後戻りはできません。
エーテル空間に入ると、それぞれの巨人を倒すべく小さなダンジョンに入ります。行く順番は関係ないです。
まずは炎の巨人。一見先には進めませんが、すこし奥に行けばチェストが祀ってあります。この中の玉を星形の床にはめると足場が発生します。そこを越えるとパイロス再登場です。
パイロス「お前のその厚かましい態度には、感心させられるばかりだ!そのほうびとして、永遠の苦痛をくれてやろう!」
と言ってデーモンを2匹召喚して攻撃してきます。
もしかして、我らがトンヌラがマスターを殺害し炎の舌を持っていることを知らないのかもしれません。
炎の舌をパイロスに使うと、パイロスを倒せます。
「いかん! やめろーっ!」
倒すとエーテル空間のスタート地点に転送されます。
次は水の巨人です。足場をくぐり抜ければハイドロスが待ち構えています。
ハイドロス「私を倒せるなどと思うでないぞ、この愚か者め!」
でも海の涙を使うと、一発で倒せます。